それから・・・・・

3/4
前へ
/974ページ
次へ
そんな場所で、オレはマキさんと一緒に飲食店を営んでいた。 毎日、ガラの悪い客で大賑わいだ。 ほとんどの客がマキさん目当てで集まっている。 そこで、オレはウェイターとして、客の相手をしているのだが、無駄に喧嘩を売ってくる奴もしばしば・・・・・。 でも、オレは今の生活に満足している。 確かに、リリィシア達と旅をしていた時は楽しかった。 戦って道を切り開いていく。 そんな生活も悪くはないと感じていた。 だが、神を殺したオレは、魔眼の力が発動できなくなっていた。 力を失ったが、今はあの力はいらない。 ここでは、命のやり取りをするほどの揉め事は起こらない。 だから、無理に力を取りもどす必要はないと思う。 必要にな時には、自然と風が吹く。 オレはそう信じている。 だから・・・・・。 「マキさん、配達行ってくるね!!」 「気よつけてね」 「オウ!!」 オレはそれまで今を楽しみたいと思う。
/974ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6724人が本棚に入れています
本棚に追加