6724人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな場所で、オレはマキさんと一緒に飲食店を営んでいた。
毎日、ガラの悪い客で大賑わいだ。
ほとんどの客がマキさん目当てで集まっている。
そこで、オレはウェイターとして、客の相手をしているのだが、無駄に喧嘩を売ってくる奴もしばしば・・・・・。
でも、オレは今の生活に満足している。
確かに、リリィシア達と旅をしていた時は楽しかった。
戦って道を切り開いていく。
そんな生活も悪くはないと感じていた。
だが、神を殺したオレは、魔眼の力が発動できなくなっていた。
力を失ったが、今はあの力はいらない。
ここでは、命のやり取りをするほどの揉め事は起こらない。
だから、無理に力を取りもどす必要はないと思う。
必要にな時には、自然と風が吹く。
オレはそう信じている。
だから・・・・・。
「マキさん、配達行ってくるね!!」
「気よつけてね」
「オウ!!」
オレはそれまで今を楽しみたいと思う。
最初のコメントを投稿しよう!