第三章

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優は一人外へ散歩に行った。 あの日以来なんかぎくしゃくしてる気がする……。 もう皆分かっている気がした。 自分で何とかしなきゃ………と アレンだって玲奈だってキアラも勿論俺自身もそう思ってる。 何となく分かる。 ナイフとキアラ、玲奈の戦いに気がつかなかったのも 俺が未熟だからだ……。 でももし早い時点で気がついてもはたしてナイフに勝てただろうか? 99%無理な事だと思う。 俺はぬるま湯に浸かりすぎていた。 才能があると言われるのが腹立たしかったまだ幼い自分。 あの頃は才能なんか必要ないんだ!! 俺は努力で強くなってやる!!と思っていた。 だがここ近年その頃の決意を忘れ、努力を怠り、才能だけで生きていたと言っても過言ではないだろう。 今の俺よりも 幼い頃の俺のほうがもっと強かったと思った。 確かに魔法は沢山覚え使える用になった。だが 魔力の最大値は余り変わらないだろう そこが努力を怠っていた結果だろう。 優「ああ風が気持ちいい………」 優は手紙を書き、魔法で造った鳩に告げた。 優「さぁアレンの所に届けてくれよな……」 優はその後どこかに居なくなってしまった。 優「待っていてくれよアレン!俺は強くなってやる!!」 手紙にはこう記されていた。
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