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私は肩から振動を感じた。
目をやるとそこには
ブルブルと小刻みに震えているクウーがいた。
玲奈「クウーいるの魔物が」
クウーは声をださずに首を縦に振った。
玲奈(こんなにもクウーが震えているなんて……)
やっぱり強い魔物……
そう直感した。
玲奈「クウー……帰ってもいいよ……」
クウーはまるでありがとうと言っているみたいにクウーと小さく答えた。
玲奈「さぁ私は戦う準備を……」
クウーはボンと言う小さな音と同時にどこなに戻ってしまった。
私は神経を集中させ、ゆっくりと歩く。
見つかってはいけない。
どうにかして初撃で倒したい。
だが初撃では倒せないとしても………
大ダメージを与えたい………
クウーと別れて二、三分…………
二、三分が一時間にも二時間にも感じる。
額からは汗が流れ落ちる。
暑くもないのに……
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