第三章

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ドガ!バキ!ドガ!ドガ! 骨と骨がぶつかり合う音、いつ聞いても良い感じはしない。 私は音のほうにゆっくりそして静かに歩いた。 私の予想どうりに人らしきものに魔物が馬乗りになって拳を振り上げていた。 ドガ!ドガ!ドガ!バギィ!! 玲奈(見てられない……) 最悪だ…… この目で……… 見てしまった。 助けなきゃいけないでも 魔物は目的の魔物じゃない Aランクの魔物だ……。 たぶん戦う能力がないただの人だろう。 今、助けたら目的の魔物が騒ぎをききたてやって来るかもしれない……… そうしたら……… 一対一だったら勝率がかなり低くなる事は事実だ。 もしかしたら勝てないで私が殺されるかもしれない……… やっぱり不意打ちを狙わなきゃダメなのかなぁ……? 私は一人アレンがいたら………優、キアラがいたら…… 私は無意識に首を横に振る。 ダメだ人を頼っちゃ………どうかしなきゃ やっぱこんな事考えてる前に行動を起こさなきゃ!!!
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