第三章

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私は浮いていた。 ドシン!! 木にぶつかる。 何が起きたのか一瞬には理解できなかった。 だが口の中に拡がる鉄の味によって何をされたか分かった。 おもいっきり殴られたのだ。 玲奈「…クッ(やはりOランク……雑魚とは違う……)」 O「ソノテイドナノカ」 ヒト形の重い体からは考えられないスピード…… その重量から放たれるパンチは計り知れない。 二度も喰らってはもうおだぶつ決定だ…。 玲奈(二度も喰らったら……現に一発だけでも頭がクラクラする) Oは先ほどと同じく足で強く地面を蹴り上げ玲奈の近くまで間合いを詰めた。 玲奈(あんなの避けられないよ……でも諦めない!!) 玲奈(我の魔力を消費し、我の肉体を強化するスタミナアップ) 玲奈は肉体強化を使い、自分の肉体を強化し、Oの攻撃に備える。 玲奈「右!!!!」 自分に言い聞かせるように叫ぶ。 ブォン! Oのパンチは空を斬った。 そこから音が出る。 O「ヤルバデキルタノシモウ」
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