初仕事

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一通りの仕事を教わり、キルアは夕刻を告げる鐘が鳴るまで仕事をした。 「ウルグ長さん、今日は有難うございました。」 キルアは頭を下げた。 「目標を持って生きるといいよ。 仕事でも武術でも、恋愛でもね。 プルトへ来たには楽しまなきゃ。」 帰り道、キルアはチャーリーの言葉を頭の中で反芻した。 「目標かぁ…よし!」 彼の目標、それは… 「チャーリーさんの様な、立派なウルグ長になるぞ。」 月の光に照らされた静かな通りに希望の足音が響き渡った。
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