悲しき運命

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キルアがリムウルグへ来たのは初めて。 こちらもバスの浜同様、大アカデ湾に面していて自然豊かな漁場なのだ。 「結構混んでるね。」 アグネスが並んでる列を指差す。 「うん、とりあえず並ぼう。」 キルアはとにかくワクワクした。 性格占い…どんな結果が出るんだろう。 少し待って、ようやくジュリーの番がきた。 「じゃお先に… お願いしまーす。」 占い師の巫女はジュリーの顔をじっと見た。 「あなたはとても積極的な方です。」 そう言われたジュリーは、得意気に頷いた…が、 「しかし、かなり鈍いですね。 周囲の人の気持ちを考えて行動しましょう。」
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