思春期

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時間はあっという間に流れ、もう五月になってしまった。 僕は類と一緒に生徒会に入った。 理由は類の親は厳しく、勉強に支障が出る部活には入るなと言われていたからだ。 だが、入ってから全くと言っていいほど仕事がない。 更に僕は学級委員長にも選ばれた。 テストのことを引きずっていることが理由だろう。 副委員長には菊地が選ばれた。 菊地は多くの人に慕われているからだと僕は考えている。 学級委員長にも今まで仕事がなかったが、放課後に学級の代表が会議に出ることになった。 担任はこのことを学年会議だと言っていた。 放課後、僕と菊地は指定された場所に行った。 そこには見たことのない人達が多くいた。 テーブル長方形に並べられていて、四組の札が置いてある所に座った。 ふと右斜め前を見ると、綺麗な女子がいた。 顔のレベルでは神谷と同じレベルだが、神谷よりも大人っぽい。 髪はショートカットで、いろいろな言葉で表現できるくらいだ。 「あの人誰か知ってるか?」 僕は菊地に聞いてみた。 「あの人は一年七組の学級委員長の落合百合さん、ソフトボール部のはずよ」
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