新しい季節

3/7
前へ
/134ページ
次へ
僕は加藤翔、小、中学校の学力テストでは毎回県内一位、全国一位にも何回かなったことがある。 この事で周囲からは天才と呼ばれ続けた。 実質、僕は努力しなければ学力はずっと下のレベルだ。 そのため毎日三時間以上勉強することにしている。 漫画等に出てくる生まれながらの天才ではないのだ。 だから僕自身、天才と呼ばれる事は嫌いだ。 自己紹介はここまでにする。 僕は健と話している間に家についてしまった。 そしてそこで別れた。 家に帰ったら、さっそく親が寿司を買ってきていた。 その後、オードブルも買ってきて、僕の合格おめでとうの会が始まった。 よく頑張った、これからが本番だぞ、と父が言った。 小学校の学力テストで初めて全国で一位をとった時に言われた台詞と同じだった。 僕は会が終わり、早めに寝た。 聞いたところによると、聖筒高校の課題は多いらしい。 明日にも来るということなので、僕は早めに終わらせることに決めた。
/134ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加