新しい季節

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三月には少し残っていた雪も、入学式が近づくにつれなくなり、もう春であることを知らせた。 今日はとうとう入学式だ。 僕は新しい制服に身を包み、親と一緒に学校へ向かった。 学校に着くと当たり前のようにたくさんの人が居た。 僕は教室に入り、入学説明会で指示された席に着いた。 その時、後ろの方から妙な視線を感じた。 僕は振り向くとそこには一般的に美しいと言われるような顔をした女子がこちらを見つめていた。 嫌な感じがしたので、視線を前の方に戻すと、いきなり肩を叩かれた。 振り向きたくないと思いながらも振り向くと、そこにはさっきの女子がいた。 「私は神谷洋子です。メアド教えてください」 僕はその言うことに従い、アドレスを教えた。 「へぇー、加藤翔っていうんだ。よろしくね翔君」 そう言い、神谷は席に戻った。
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