新しい季節

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「僕は加藤翔っていうんだ。君は?」 「俺は小松田類。よろしくな」 僕は類が斜め前の席の人だということに気づいた。 とにかく会話をしていると、いつの間にか四組の番になっていた。 僕は類の隣で写真に写った。 その後、担任に教室まで誘導されている間でもずっと話をしていた。 中学まで同じ野球部だった事や、類が全国大会に出場したこと、いろいろなことを話した。 帰る時にメールアドレスを交換した。 家に着くと、すぐに僕は勉強を開始した。 明日はテストだ。 高校はすぐにテストがあるから困る。 しかし、テスト範囲は春休みの課題からだ。 春休みの課題の問題を何回も解いた僕にはおそらく簡単だ。 類は入試ではギリギリで合格したと言っていた。 類には勝てる。 勉強を終え、明日に備えてすぐに寝た。
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