落書き。

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その日は祖母の誕生日だった。 俺はプレゼントを【祖母の似顔絵】と決めていた。 これまで祖母に決して見せずに密かに練習してきた似顔絵。 最初は下手だったが、自分で言うのも何だがかなり上手に描けるようになっていた。 俺は祖母の帰りを待ち続けた。 色鉛筆を片手に似顔絵を書きながら。
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