前奏 「八幡平葵の誘い」

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  君も自殺がしたいと思ったことはあるだろう?   ・自分は要らない人間だ ・生きている意味が分からない ・何処にいても孤独を感じる   そういった理由で、死にたくなるのは良く分かる。 なにを隠そう、私も昔はそうだったからね。     そんな君に朗報だ。   いや、果報かな?   この八幡平葵に任せておけば、どんな手段を選んだとしても【死に致る事が出来る】、ということを証明してみせよう!       死にたいかい?   死にたくて仕方がないかい?   死にたいならば、私がその道を見せてあげよう!   なぁに、お代もお礼も要らないさ。   君自身が代金だからね。   それさえ呑めるなら、私の元へ来るがいい。         ただし。   条件が一つだけある。   迷える子羊達よ、消して目をそらすな。   最後の最後まで、心して事実を捉えろ。   覚悟して挑め。  
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