第零章 ~プロローグ~

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「「ガァァァァァ」」 頭上から二匹のワーウルフが襲いかかって来た アベルは後ろに飛びワーウルフの攻撃を避け、避け際に手に持った剣でワーウルフの一匹を倒した アベルは着地してすぐもう一匹のワーウルフに左手を突き出した 「ファイヤーボール」 アベルの左手が光った 光りが炎となり、その炎がワーウルフに向かって飛び出した 炎がワーウルフに当たると一気に燃え上がっり一瞬にしてワーウルフを消し去った (いくら倒してもキリがないな) アベルは遺跡に入ってから此処までにすでに30匹以上の魔物を倒していた 今までは魔物が出たとしても数匹で、一度にこれだけ多くの魔物が現れたのは初めてだった (とにかく元凶をみつけないとな) アベルは遺跡の奥へと入っていった あと少しで最深部という所まで来た時、周りの雰囲気が変わり、魔物に襲われることが少なくなった (妙だな…魔物の数は減ったがやけに空気が禍々しい) アベルは先程倒したガーゴイルの血が付いた剣を振るい血を払うと最深部への道を進んでいった 最深部に着くとアベルは自分の目を疑った 「アルッ……!?」 そこには一ヶ月前から行方不明になっていた村の少女が立っていた
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