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みんなが納得しだしたところで、舞ちゃんが話しはじめた。
「てかな~男の子なんてホンマ久しぶりじゃな~?なんか緊張するわ~それに、久しく人に仕事を教えるとかしてないから、うまく説明できるじゃろうか?」」
「それも確かにそうなんじゃけど、誰が教えるん?」
みっちゃんが、みんなの気持ちを代弁してくれたかのように尋ねる。
「一応、私とフジコちゃんと浦ちゃんに見てもらおうとは思ってるんよ」
話を聞いた瞬間、浦ちゃんが黄色い雄叫びを上げた。
「マジで~なんか私まで緊張してきたわ~」
「えっ私もなん?教えるの下手なのに・・・」
舞ちゃんの、思わぬ発言に自分の不安が心を押しつぶしそうになる。不安な気持ちを、落ち着かせたくて言葉を発していた。
「大丈夫じゃろ!いつも通りに教えてくれれば大丈夫じゃと思うから!」
あっさりと交わされてしまった。それが一番不安なのにぃ~でも、私も成長するチャンス?
頑張るしかないってこと?じゃあ、頑張ってみるかな!!
不安になることもあるけど、楽しく話していたら、あっという間に15分休憩も終わり仕事が始まる。
午後の新人指導の手順を頭に思い描きながら仕事にとりかかった。
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