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『鈴??』
やっぱり8才も違う彼女なんて恥ずかしいのかな…
童顔だし幼いし…
付き合ってからもずっと付きまとう"歳の差"というコンプレックス
綺人が呼んでるけど素直に顔が見られなくてつい頭を下げる
私
『すーず??』
綺人の声が近くなったと気が付いた途端私を覗き込む2つの目があった
『何、涙目になってんだよ??』
え??
自分でも驚いてパッと顔を上げた瞬間、温かい水滴が頬っぺたに流れた
「っつ…」
『んな事で泣くなよな』
涙って言うのは本当おかしいもので、気付いた瞬間から止まらなくなってしまう
そんな私の涙を全部拭うように綺人は少し、しゃがんで私の目の下に手を添えた
「だ、だって!!だって!!
綺人が」
『はいはい。俺が悪かった』
適当に私の話そうとしていることを流そうとしてるし…
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