エリ

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あ~びっくりした。起きたら雪が目の前にいるとかヤバいって。雪無駄にかっこいいんだもんな~。ってなに言ってんのよ、私は!雪は幼なじみ。それ以下でもそれ以上でもないはずでしょ!! 私は頭の中で論争しながら素早く用意をした。シャワーは諦めても化粧はバッチリ!雪において行かれないように急いで家を出た。 「雪自分はよく遅刻ギリギリまで寝てるくせに私が寝坊するとさっさと行っちゃうのよね~。私はちゃんと待ってるのに。」 『…悪かったな自分勝手で。エリはそんな俺と一緒に行きたくなさそうだから先に行こうかな?』 「いっいたの?」 私は驚きでどもりながら雪の方を見た。そこにはエンジンのかかったバイクに跨る雪の姿があり、私は慌てた。 「そんな事ないです!お願いだからおいていかないで!私次遅刻したら罰掃除なのよ!」 罰掃除は学校の一番汚いトイレを1ヶ月掃除するというもので以前やったがもう二度とやりたくないと思った位に汚かった。 「神様雪様!なんでもするからお願いします!もう許してください!」 私は本気で謝った。 『フッ、分かってるよ。早く乗れよ。バイクで行っても間に合わなくなるぞ。』 その言葉に慌てて私は雪の後ろに座った。
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