code～暗号～

エリ

雪のおかげで今日は余裕で学校に着いた。なので駐輪場まで着いていくことにした。
「今日帰り何時になりそう？」
『あっ悪い。今日南高に用事あるから先帰って。』
「分かった～。じゃあまた明日ね。」
教室の前まで来たので雪と別れて中に入る。
…ん？南高って確か昨日の女の子もそうだったよね？まさかさっそく合コン!?
私は雪を追いかけようとしたが予鈴が鳴ったため諦めて教室に入った。
教室にはもう殆どの人が集まっていた。私の席は窓側の一番後ろ。隣と前は友達だから結構楽しい授業を受けてる。私が席に向かうと２人は声をかけてきた。
〈おはよーエリ！今日も遅刻かと思ったよ！〉
《エリちゃんおはよう。心配してたんだよ？》
「おはよう。２人とも！あと一回だから注意してるのよ。私も！」
先に声をかけてきたのが司。サバサバした姉御タイプ。年下から人気ありの女の子。後に声をかけてきたのは可憐。その名の通り可憐な花のようなかわいい子。でも性格いいから男女共に人気あり。この２人が私の親友なの！