code～暗号～

エリ

〈まぁあと１ヶ月頑張りなよ。ところでさっき教室の前で考え込んでたけどどうしたの？〉
やっぱり司は鋭いなぁ。
「いや、何でもないよ。」
笑いながら答えると今度は可憐に詰め寄られた。
《嘘！エリちゃん目が赤いよ。昨日なにかあったんでしょ！》
可憐も鋭いんだよね。しょうがない話すかなぁ。
そう思ったら担任が入ってきた為この話は昼休みに持ち越された。
このまま２人ともこの事忘れてくれたらいいんだけど無理だろうな。あの２人だもん。あ～気が滅入る。

ってあれ？私さっきから雪の事しか考えてない？フラレたばっかなのに。なんで？もしかして私雪のこと…ダメ！それはダメ！誰を好きになっても雪だけは……。

気がつくと授業は終わり昼休みになっていた。