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目が覚めたアリスは辺りを見渡して呆然とした。
アリスが居る場所は家の裏庭ではなく、真っ赤な絨毯が敷き詰められている豪華な広間だったからだ。
(ここ、どこ!?)
アリスが突然の出来事に混乱していると、後ろから急に喉元に剣を突きつけられた。
「きゃあ!?」
アリスが悲鳴を上げて振り向こうとすると、誰かに両手を後ろに捻りあげられて床にうつ伏せに倒された。
アリスは痛みに顔をしかめながら、目線を必死に後ろに向けて自分を襲った人物を確認した。
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