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私は心配して心配して
でもそれだけでは何も変わらなくて
ただただ泣いている私に九官鳥はこんな話をしてくれました
「人間たちは困ったときにカミサマと言うものにお願いするんだ」
-カミサマお願いします-
すると頭の中に声が聞こえてきたのです
カミサマはこう言いました
「おまえの大事なものと引き換えに願いを叶えよう。そうだな…その翼を戴いても良いかな?もし良いなら2つ願いを叶えようじゃないか」
私は…
願いました
1つ目は僕が元気になるように
翼は1つ消え
片方の翼ではうまく飛べず
フラフラ落ちていった
2つ目は僕が望んでることが叶うように
するともう片方の翼も消え
真っ逆様に墜ちていった
でも次の瞬間
私は空を飛んでいたのでした
僕は
私が
元気に飛んでいてくれるように望んでいてくれたのです
次の日
僕の姿を見ることができました
まだ家には帰ることはできないみたいだけど
飛んでいる私を見て
笑ってくれたように見えました
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