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中学2年生になって、クラスがえをした。
僕は窓際の一番後ろの席だった。
そして隣には星野真理さんが居た。星野さんは成績優秀で優しい人だった。
目が合うとニコリと微笑みかけてくれた。
そんなのが照れ臭くて僕は直ぐに目を反らしてしまっていた。
『おい、ファントム!!お前教科書読め!』
『えっ!?はい』
僕のあだ名はファントム。
みんなが勝手にそう呼び出したんだ。それから先生も僕の事をそう呼んでいた。
『あの……何ページですか……?』
僕がそう言うと、先生は椅子から立ち上がり怖い顔をして此方に大きな足音を立てながら歩いて来た
『俺に質問してくるな!』
『で、でも、ページ言ってませんでしたよ』
『口ごたえするんじゃない!』
先生は僕に怒鳴りつけると、僕の頭を掴み、おもいっきり机に叩きつけた。
顔面を強く打ち付けてしまった僕の鼻と口からは血が流れ落ちていた。
『うわ……キモイ』
周りに居た生徒達は僕の姿に口をそろえてそう言っていた。
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