わからないもの

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誰かを ホントに 好きになったことがないから 心の底から 必要とした ヒト はいないから 君 に対する この キモチ も全部 きっと 一時のモノでしかないから 誰かを ホンキ で愛したことはないから "愛する"なんて 高度な技は できないから 君 を想って 溢れた水滴 も きっと 感傷に 浸りたいだけだから 結局 自分のコトが 1番大事 だから 自分の 得になることしか できないから 君 のために 何か をしたとしても それは 自分が優しいのだ と 思い込みたいから それでも 君 の残した ヤケドのアトが たまに 疼いて 堪らなくなるのは どうしてなんだろうね 誰か を ホントに 好き になったことはないから 心の底から 必要とした ヒト はいないから 君 がくれた 手作りのストラップ も きっと 新しいケータイ には 似合わないから そう思いながら きっと それ をつけてしまうのでしょう そしてまた 毎晩 それ を眺めては ニヤける顔 を 止められないのでしょう
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