97人が本棚に入れています
本棚に追加
出会い
その日、あたしは
仲良しの友達、ちひろと飲みに行ってた。
ちひろとは、
毎回、毎回飲みに行くたび、
あーでもない、こーでもない、
ひたすら語り、
グデングデンに酔っぱらってしまう。
そしてこの日も、
二人して酔っぱらっていて、
すでに閉店の時間。
『ごめんね~もォお店閉めちゃうよ~お会計いいかなァ?』
店長が笑顔で言ってくる。
ちひろ
『えぇっっ!!!やだ!!!あたしまだ帰りたくない』
いつもの事、
必ずちひろは悪あがきをする。
困る店長。
『ち~ちゃんごめんね~終わるよ~』
負けずと
『やだ!!じゃあ店長2件目行こ、行こ!!!!』
店長は、お客さんが帰った後にまだ仕事が残ってる、当然行けるわけがない。
あたしも、
『店長いっとくか??!!』
とりあえず、のっとく。
断る店長。
少しの間これが続く。
あきらめたちひろ、
『次、行くよね??』
あたり前のよおに聞いてくる。
あたしは、
ぶっ倒れるくらいのお酒を毎日飲んでいたから、
むしろこのノリがうれしかった。
『行くし!!!!』
最初のコメントを投稿しよう!