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デ「おい!それは俺の飯だ!」
ダ「置いとく方が悪い」
ダルシャに町で掻っ払って来た焼き魚を盗られた。
デ「野良猫かお前は!」
ダ「俺達はそんなもんだろう?」
デ「ああ腹立つ!その低いテンションが余計に腹立つ!」
ダ「それはお前の好みだろ」
デ「てめえ!」
ア「こら!また喧嘩!?」
アマリアが走って来た。
俺達がアマリアと出会ってもうかなりの時間が経った。
町から町へと放浪する俺達になぜか着いて来た。
本人いわく楽しそうだったからだそうだ。
ア「あなた達いい加減日課みたいに喧嘩するのやめてくれない!?」
ア「止める側の気持ちにもなってよ!」
ダ「なら止めなくていい」
ア「なんですって!?」
デ「頼んだわけじゃないしな」
ダ「ああ」
この時だけはダルシャと意見が一致する。
ア「いい加減にしろお!」
そしていつもの如くアマリアに二人共殴られる。
デ「いって~」
ダ「………」
ア「ダルシャもちょっとは痛がりなさいよ」
ダ「痛い」
ア「ああもう!その低いテンションが余計に腹立つわ!」
ダ「怒るとかわいい顔がだいなしだぞ」
ア「なっ、ば、馬鹿!」
アマリアが照れる。
ア「あんたなんかに言われても嬉しくないわ!」
そういってすねてどこかに行ってしまった。
しかし実際はあんな事を言ってるがアマリアはダルシャの事が好きだ。
毎日日課のようにダルシャに見とれている。
ダルシャは知らないが。
アマリアも美人でダルシャもなんだかんだいい奴だから大丈夫だろう。
デ「本心で言ったのか?」
ダ「…………寝る」
デ「はあ、お前って奴は」
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