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「選ばれし者とは私達『聖獣』に選ばれた人達の事ですぅ 何故選ぶ必要が有るのか……… 目的は何なのか……… それは この世界とは別の世界 ノア・フェア『聖地』という意味ですよ そこで他の選ばれし者と競い合っていただきます」
「競い合う? ちょっと待ってくれ 俺はそんな所に行きたくないし 何故競い合わないといけない?!」
「まあまあ そう焦らずに… 大丈夫ですよ 怪我はするかもしれませんが死にはしません 何故競い合うのかは…」
ゆきが真剣な顔つきで続ける
「ノア・フェアの王の命がもう長く無いのです そこで王がこんな提案をしました
お前たちが信用出来る人間達を連れてノア・フェアに来るのだ そして 人間達に競い合って貰おう その者が勝てば王の座をお前たちに授けよう
と 王は言いました」
「おいおい いい加減な王だな… とにかく怪我は嫌だしみんなと争うのはごめんだ! 他の奴らに頼め!」
「ですけど もう契約はしちゃいましたし…////」
「何故照れる… ってか契約ってまさか 俺を選ばれし者にしたわけじゃ…」
「はい その通りですぅ」
「なっ…! いつの間に!」
「彩斗さんの傷を治した時ですよぉ」
くそっ! あの時かっ!
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