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「………………」
どうなったんだ?
俺は死んだのか?
「彩斗さん? 目を開けて下さい」
ん?
この声はゆきか?
目を開けると
ちょ! ゆき!
近いって!
顔が!
「どうしたんですか? 顔をそんなに赤くして… あっ!分かった! 熱があるんですね? どれどれ…」
ゆきは額と額を合そうとしてくる
ってか何このベタな展開!
「させるかぁ!」
ギリギリでゆきの頭を鷲掴みにして遠ざける
「う~~… 遠慮しないで! 熱が有るかどうか調べるだけです!」
くっ… だんだん打たれ強くなってきてるな
結構力いれてんだが…
「大丈夫だ! 熱なんかない!」
ずるっ…
あれ? 手が滑っ…
ゆきの顔が勢いよく迫ってくる
ま…まさか…
キ……キスか…!
ゴッ
「うぐっ!」
「い"っ!」
鈍い音が響き渡り、額と額がぶつかり合う事が分かったのはゆきが横でゴロゴロと転がりながら悶絶しているのを見てからだ
ってかまたそんなベタな展開ないか…
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