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「はい龍弌殿…そして最終的に…一人五人まで候補を挙げて貰います…宜しいですね……」
「ほぉー五人か…それなら少しは違うかの……」
朱雀が説明を終えると、玄武は顎髭を触りながら頷いていた。
「なぁ…五人も候補挙げてどうするの? そんなに護衛隊長を付けても…逆に動きづらいと思うが……」
朱雀の候補五人と言う提案に、龍騎が異議を唱える。
その異議に釣られ、他の将軍も少し疑問に思う。
「いえ…龍騎殿それは個人の自由です……
最終的に五人挙げて貰い…皆さんの前でその実力を観て貰います……」
龍騎の意義に、朱雀は慌てる事無く説明し答える。
「なるほど…そこで我等が決めるのですね! 軍師殿……」
「その通りです…最低でも二人なので…16人です…宜しいですね……」
最終的な朱雀の意見に、他の将軍も皆納得し始めた。
すると、白虎が朱雀に一つの疑問を問い掛ける。
「朱雀殿…今回の期限はいつまでを予定されているのだ?」
「期限に関しては私から…説明させて欲しい……」
朱雀が期限で悩んでいると、蔵馬が自ら手を挙げ立ち上がる。
「私が考えた事なのだが…期限は半年としたい……」
「はっ…半年!」
蔵馬の期限半年の発言に、一同唖然とするしか無かった。
それもその筈で、皆は数週間の期限だと思っていたからだ。
それが半年と聞いて驚かない者は居なかった。
「将軍…その考えは理由を聞きたいのですが……」
流石にこの意見に対して、朱雀もその理由を蔵馬に問い掛ける。
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