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「お~い!…おい!おい!……もう時間だよ。学校遅れちゃうよ。」
こいつは、オレと友達だと勝手に言っている、学校で知り合った[俊]と言う男だ。いつもこの声で起こされてしまう、また胸糞悪い一日が始まる。
「……なんでいつまでも、オレに付きまとうんだよ。オレに構わず学校いけよ」いつも、俊には冷たくあたっている。
「いいじゃん、僕にとってお前が唯一の友達なんだからさ。」
こいつは純粋にオレを信じているみたいだ。この純粋さがこの世の中では騙しのターゲットになっていくんだろう…そう無意識に思った。
学校が終わり帰っている途中、誰かが何人かに囲まれている………カツアゲ??でも、オレには関係無いし、そう思って通り過ぎようとしたその時、あいつがその中にいた…
「俊…」
でも、オレには関係ない、そう思ってその場を通り過ぎようとしたその時、あいつと間違い無く目が合った…オレは何も無かった様にその場を去って行った。
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