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そう叫んで鬼に向かって走り出すと、鬼は即座に身を翻し誠治の攻撃を避けその勢いのまま持っていたスプレーを誠治の方へと向けた。
頭を低くする事で炎は避けれたがそれを狙っていたのか鬼は膝を振り上げ、誠治は顔面に膝蹴りを喰らってしまう。
「ぐっ!」
しかし、それで動きが止まるワケではなく誠治は急いで距離を取る───が、既に目前には炎が迫っており誠治は急いで横に飛び退いた。
「っつ…!」
避け切れなかったのだろう、多少ではあるが炎が服を燃やしており誠治は急いで腕を振り炎を消す。
「ちくしょっ…!厄介だなあの炎は……!」
「あはは、流石は天宮さん。昨日の奴なんてすぐ死んじゃったからちょっとつまんなかったんですよ」
「テメェなんぞに褒められたってうれしかねーよ…」
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