別組

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  「もうそろそろ良いですか?」 「…と、いうワケなんだけどどうかな?」 「確かにアイツの炎は厄介だからな……仕方ねぇ!」 「…何を企んでるのかは知りませんが…今度こそ終わりにします」 「やってみな…終わりになるのはテメェかも知んねぇけどな!」 その言葉を合図に誠治は鬼の方へ、七観はあさっての方向へと走り出し思わず鬼は動きが止まる。 「!?」 「らぁっ!」 誠治はそのまま拳を振り下ろすが鬼はなんとかそれをかわし、スプレーを向けた所で突然横から蹴られてしまいそのまま後ろの柱へとぶつかってしまった。 「がっ…!」 七観は鬼に近づくとウェストポーチへと手を伸ばす…が、狙いに気付いたのか鬼は急いで態勢を立て直すと向かってくる七観目掛けスプレーを噴射する。 「くっ!!」 距離があった為に大事には至らなかったがその隙に鬼は距離を取り、先ほどと同じ様に構えた。  
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