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「だ…大丈夫なのか…?」
「まぁ…な。あーくっそ…服ボロボロじゃねーか…」
先ほど服を盾にした事で所々が燃え焦げ跡がついており、誠治は持っていた服を放り投げる。
「それにしてもさっき誠治が避けようともしなかった時は驚いたよ…」
「ほんと…何も考えてないとは思わなかったけど濡れた服を使って炎を遮るとはねー」
「一瞬でも遮れりゃ後は殴るだけだからな…んな大した事でもねぇよ」
「でも…俺見てて思ったんだけどさ……結構二人とも良いコンビじゃないか?」
予想だにしなかった大和の言葉に思わず二人は呆気に取られた。
「……は?」
「息合ってたと思うぞ?二人とも」
「大和…それはお前の気のせいだ。幻覚だ」
「え?僕も結構合ってたと思うなぁ」
七観がそう言えば誠治は七観の方を睨む。
「ちっ…とにかくココを出るぞ。ココじゃ携帯が使えねえからな」
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