十二月三十一日

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そこにあった光景は、まさに驚くに値するものであった。 如月学園の教室の一つがここまで瞬ゆく光ると言うのは有り得るのだろうか、 俺の心臓が今までにないぐらい跳ね上がり、ドックンッ!ドックンッ!とこれ以上入ってはいけないと警鐘を鳴らしている! そこに居たのはなにを隠そう、最初の幼なじみ西領院 渚、 彼女が身にまとう汚れなき純白のドレス。 胸元を強調しているのか、くっきり谷間の見える胸元に、 髪の毛は、いつも以上にサラサラしてそうで、手くしでサァーとすればサラっと通せてしまいそうだ。 さらに、薄く化粧をしているのか、元々化粧をする必要もないぐらい綺麗なのに、今では楊貴妃やクレオパトラと同じ、世界の美女と同じぐらいきらびやかな渚。
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