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診察室に呼ばれて、あたしは不安になり須藤先輩を見た。 「先生、一緒に入って構いませんか?」 須藤先輩はあたしがよっぽど不安そうに見えたのか、そう言ってくれた 「秋山さん、その方がいいかしら?」 浜口先生に言われて、あたしは直ぐさま頷く 「お願いします」 須藤先輩はあたしの車椅子を押してくれた 診察室に入ると女の先生だった。 浜口先生が経緯を話すと、両足が骨折していないかをレントゲン撮影する事になった。 まず、傷を縫合する事になり先輩が診察台に抱き上げて寝かせてくれた。 女医さんはおもしろい人で、冗談を言いながら傷口を洗った。 痛みを我慢してると先輩が手を繋いでくれた。 まるであやす様に…
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