芽生

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壁を背にし逃げられないようにされる。 「貴様もあいつらと一緒か…」 「あんなやつらと俺みたいな紳士が一緒なわけねぇだろ?」 …これ以上話しても埒があかん、さっさと終わらせて別れた方が得策か。 警戒を解き男を見つめる。「良いのかい?」 「あぁ」 「それじゃ、お言葉に甘えて…」 唇に暖かいものが触れる… それだけだった 「?」 不思議に思っていると男が口を開いた 「だから言っただろ?紳士だって」
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