初見

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「曲者はどこだ!」俺の声を聞き付けた兵士が近付いてくる。 助かった、と思いたいところだが。この状況では… 悩んでいると相手の口が離れ、その代わり首筋に武器が押し当てられる。 わかってるって… 「…すまん、見間違いだ!」 「なんだ、人騒がせな奴だな。」 「だから持ち場に戻ってくれ。」 「言われなくても行くって。」 兵士の足音が遠ざかり、俺は曲者に問いかけた。 「なんであんな事した!?」
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