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法魔「先生!!対応って…どうする気ですか!?」
美樹「交渉して、分かってくれるようなら、それでいいけど…」
柚依「けど?」
美樹「力ずくなら…こっちもやり返だけ。」
ー当日。
中庭に居る美樹先生の所に、1人の男が近づいて来た。
ー火炎 一徹ー
ーかえん いってつー
正体は『火炎入道』。火を操る事を得意とし、気が短い者が多い。
一徹「あんたが対応者か?」
美樹「ええ。一応聞きますが、交渉の余地は?」
一徹「無い。」
美樹「あら…残念。」
一徹が正体を表す。全身が炎に包まれ、辺りを焦がしていく。
それを見た先生も、目つきが変わり、緑の長髪がなびく。
一徹「悪いが…力ずくで貰っていくぞ!!」
一徹が体を膨らませ、炎をはく。
が、先生が腕を一振りすると、草の壁が出来上がった。
美樹「…知らないの?生きてる草は燃えないのよ?」
炎がやんだ瞬間、先生が攻撃に転じる。
美樹「森の裁き(フォレスト・ジャッジ)」
一徹の周りを根が囲み、中央から太い根が突き出る。一撃だった。
根は、一徹を突き刺し、天高く跳ね上げた。
美樹「…森を敵に回すからよ…」
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