始まりの日

4/8
前へ
/290ページ
次へ
お決まりの長い入学式の後、HRが始まった。 皆、自分の名前と種族を言っていく。 ‐言い忘れたが、この学校は普通の学校ではない。 『特別な力』を持つ人間(もっとも、人間ではない者ばかりだが。)が集う学校である。 自分の番が来た。 法魔「名前は、鉛時法魔。種族は、、、番人です。」 一瞬教室がざわめいた。だが、無理もない。 番人は元々の数が少ない上、俺のような若い者が人前に出る事が極めて稀だからだ。 HR後、1人の生徒が話しかけてきた。 ??? 「あなた、、番人なの?」 法魔「えっ?」 予想外の声に俺は驚きながらも、振り返った。
/290ページ

最初のコメントを投稿しよう!

918人が本棚に入れています
本棚に追加