片桐拓巳
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片桐拓巳
僕は見てしまったんだ……、あの日確かに死体は動いた 何かが囁く音がする。 初めは遠く小さく意味を成さない只の音だったそれは、今ははっきりと脳に木霊する。 僕を嘲り憎み、罵倒しながら、ソレは叫び続ける。
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