出逢い

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ハッキリ言ってこの世界は腐ってる… 毎日毎日、くだらない事件、事故、お偉いさん達の不祥事だ、なんだってニュースばっかやってるし、街に出てもただ騒音が鳴り響いてる…… こんな世界に何が楽しくて生きているんだ? そう思いながら、電車から降りて学校に向かって、ただ歩いてる俺…… 高校3年になった春、春休みが終わり、久々の制服を着て登校していた俺。 とは言っても俺は学校に行っても部活に入ってるわけでもなく、勉強だってそんなにやる気もない…… というより、基本的面倒くさいことはしない主義だから、こういったことには全く興味がない…… 他の奴らには、将来の夢を語る奴も居るし、彼女の自慢をする奴、逆に彼女が欲しいってほざいてる奴も居るが、俺にとっては全く興味がない話だ…… なにがそんなに…… なにがそんなに…… ……いや、文句を言うのも面倒くさくなったからやめよう… 「相変わらず、やる気のない歩き方してるな~。ヤマト!」 後ろから俺、『月神ヤマト』の名を呼ぶ声がして振り返ると、俺に対して、デカいバックが飛んできた…… ーードカッ! 俺はそれを受け止めようとしたが、くだらないことを考えていたせいか、思いっきり顔面にバックをくらってしまった…… .
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