2787人が本棚に入れています
本棚に追加
/315ページ
ハッキリ言ってこの世界は腐ってる…
毎日毎日、くだらない事件、事故、お偉いさん達の不祥事だ、なんだってニュースばっかやってるし、街に出てもただ騒音が鳴り響いてる……
こんな世界に何が楽しくて生きているんだ?
そう思いながら、電車から降りて学校に向かって、ただ歩いてる俺……
高校3年になった春、春休みが終わり、久々の制服を着て登校していた俺。
とは言っても俺は学校に行っても部活に入ってるわけでもなく、勉強だってそんなにやる気もない……
というより、基本的面倒くさいことはしない主義だから、こういったことには全く興味がない……
他の奴らには、将来の夢を語る奴も居るし、彼女の自慢をする奴、逆に彼女が欲しいってほざいてる奴も居るが、俺にとっては全く興味がない話だ……
なにがそんなに……
なにがそんなに……
……いや、文句を言うのも面倒くさくなったからやめよう…
「相変わらず、やる気のない歩き方してるな~。ヤマト!」
後ろから俺、『月神ヤマト』の名を呼ぶ声がして振り返ると、俺に対して、デカいバックが飛んできた……
ーードカッ!
俺はそれを受け止めようとしたが、くだらないことを考えていたせいか、思いっきり顔面にバックをくらってしまった……
.
最初のコメントを投稿しよう!