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「紀保原くんは?」
「まだ寝てる…で、さっきの魂の話なんだけど……お兄ちゃんってことは直哉の妹だと思う」
「妹…」
「妹がいたらしいんだ。昨日まで知らなかったけど……なぁなんで妹が直哉を?なんで…」
「見てくればいい」
見てくるって?
「なに……あ!そうか、俺の能力で…でもまだ完全じゃないだろ?」
「束野くんの能力がまたあがっている。きっと直哉くんのため。直哉くんを助けたい想いが能力を目覚めさせる」
「直哉を助けたい想いが…?」
ガチャ―――
直哉が起きたらしい
「海音ぉーおはー」
「あぁ………あれ?」
「どったの?」
奏太がいない
さっきまで目の前にいたのに
よくみたら奏太が座っていた所に紙が落ちている
俺は紙を拾い書いてあることに目をとおした
(彼女が動き出す。気を付けて)
彼女が動き出す――
あの魂が直哉の前に現れるってことか!?
「なにさ?その紙………ちょっみしてよーう」
「ただの紙切れだ…それより朝ごはんいるだろ?準備するよ」
「ぁえ?あー、いる!」
朝食をすませてからすることがないので服を着替えて(服は直哉のを借りた)レンタル屋にDVDを借りに行くことになった。
「海音これにしねぇ?なんか人気らしいし」
ひ〇らしのなく〇に…
「やめておけ…」
「じゃ、クチさけ女」
直哉はパッケージを俺の真ん前に出してくる
エグすけ画像が目にぃいぃぃっ!
こんのやろうっ…
「やめろっ怖いの却下!感動的なものを選べよ」
「じゃこれ?親指あそ…」
「ホラー系から離れろって!」
つか感動するのか!?
「ちぇっ…じゃあ三町目の夕日とか?」
「それならいい」
三町目の夕日は金曜ロー〇ショーで見たことあるがすごい泣いた
大好きな作品だ
すぐにこれを借りて最後に少しアニメコーナーを見てレンタル屋を出た
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