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「変わらなくていいだろ別に。お前も十分に近いだろ」 「授業中に後ろみてみろ…先公のアノ目に殺られる」 「なら後ろ見んなよ」 そんなに転校生が気になるか。 直哉は「はぁー」と長いため息をついた。 「本当わかってないよなぁ…海音」 「はぁ?」 何が? ふ と前をみると転校生が近付いて来ていた。 「…なんか変じゃないか?」 そんなことを口に出していた。 何が?っていわれると答えようがないが… 「普通じゃね?普通つかおとなしい感じ……ってでかっ」 うおっ 目の前で見るとかなり背が高いっ! 「よ…よろしく」 転校生はペコ と首を下げた 「俺、紀保原 直哉だよ。よろしくっ!奏太くん……だよな?」 「お、俺は束野 海音(タバノ カイト)」 無表情に無言 ちょっとは反応してほしいのだが… これじゃなんだかイタイ子みたいだ。 恥ずかしい……
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