手紙

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母は五才の兄と三才の私をつれて、はるばる台湾から引き揚げてきて父の生家に落ちつき ました。祖母と母と私たち幼い兄妹という、いわゆる女子供だけの明け暮れの続くなかに、 光男さんの戦死の公報が入ったのでした。
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