0人が本棚に入れています
本棚に追加
「行っちゃったし・・。
なんか、台風みたいな奴だったな。」
ふと、目線を落とすと、手の平ほどの紺色の手帳が落ちていた。
「ん?なんだこれ?」
空がそれを拾って中を開けてみると、『2ー1大川 心 』と書かれていた。
「大川 心って言うのか。アイツ。ん?北進高等学校?アイツ北進なのか!?めちゃめちゃ進学校じゃねえか!!
これ・・・返しに行くしかないんだよな・・北進高校かぁ・・」
もう、関わりたくないと思っていたのに思わぬところでまた関わらねばいけないとは、空の顔は軽く沈んでいたが、夜の闇に隠されて気付く者は一人としていなかった。
最初のコメントを投稿しよう!