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「なぁ~泉ぃ~」
「笑ってくれよぉー」
「おかしくもねぇのに笑えっかよ」
部活が終わって、
俺はそのまま浜田の家に
転がり込んで奴の作った
晩飯を食っている。
浜田は俺にカメラのレンズを
向けたまま
さっきからずっと
同じことを言っていて、
そのたびに俺も同じ返事を返していた。
「俺は泉の笑顔の写真が
欲しいんだけどなー…」
「じゃぁお前が何か面白いこと言えよ。」
「えぇ!!?いきなり言われても…」
浜田はそれからずっと
一生懸命にギャグを考えていた。
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