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あなたの事
もぅ忘れた筈なのに
一人になると
思い出してしまう
今も一人
部屋で煙草に火を点け
あの頃を思い出していた
あなたは
いつも笑顔で
いつも元気に
はしゃいでいたね
遊園地に
初めて行った時も
『観覧車に乗ろうよ』
って子供みたいに
無邪気な笑顔で
僕の手を引いてさ
観覧車の中で
初めてキスをしたね
あなたは照れを
隠しながら僕に
『顔赤いよ…』
って言ったよね
僕は照れを隠すように
『夕陽のせいだよ💦』
って言ったね
帰り道で
『また明日ね💓』
って言った笑顔
ずっとこのまま
2人幸せに…
でも今じゃ
もぅあなたはいない…
僕の一番近くにいた筈の
あなたはもぅ…
6年が過ぎて
僕達ももぅそろそろ
結婚しようか…って時に
あなたと些細な喧嘩
あなたの最後に言った
あの言葉
今でも忘れられないよ
『もぅ…疲れたよ…』
僕は…何も言えなかった
あなたは泣きながら
その場を去った
僕は追いかける事も出来ず
その場で呆然と
立ちすくんでいた
あの時…
あなたを追いかけて
抱き寄せて
『愛してる…
寂しい思いをさせて
ごめん…』
って言えてたら
今更だけど…ごめん
あの時言えなかった言葉を
この詩に込めて
あなたに…
そして…
今…僕は
初めてあなたと来た
あの遊園地に…
あの頃と変わらない
あの遊園地
でも一つだけ
変わった…
それは
いつも僕の傍にいた
あなたがいない
あなたはもぅ…
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