2人が本棚に入れています
本棚に追加
君は嵐だね…
何も無いところからふッと現れて、すごいスピードでこちらへ向かってくる。
そして、僕の心をぐちゃぐちゃに乱して現れた時と同じようにふッと消えていく…
嵐が去った後は、心の復旧作業がノロノロと進む。
まるでまた壊れてしまうのを予期しているかのように―
君は嵐。
もう、僕の心を乱さないで。
どうせ跡形もなく消えてしまうのだから…
もう、傷跡を残さないで…
君を思い出してしまうから…
どうせなら、いっそ全てを破壊して。
また嵐が来るのを予期させないように…希望を残さないように…
,
最初のコメントを投稿しよう!