桜の雪

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あまりに激しい泣き声に 普段人を気にも止めないここにいる人が あたしをみた。 でもそんなのどうでもよかった。 誰になにを思われようと あたしは涙を止めることが出来なかった。 もう会えるかもわからない。 生きてるかもわからない。 どこにいるかわからない。 本当に現実だったかもわからない。 でも確かに隣で笑っていた。 体温を感じた。
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