シルバー
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「遠藤さん、今日あがり9時ですか?」 「そうだよ。」 遠藤さんは肉まんの補充をしていた。 「暇だったらごはん食べに行きません?」 蒸気を手で払いながらも遠藤さんの眼鏡は曇った。 「牛丼ですか。」 パタンと扉を閉めながら笑って言った。 「はい。」 「亜美さんが誘ってくれるなんてめずらしいね。」 行こっか。 そういってOKのサインを指で作っていた。
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