シルバー
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街灯の下まで歩いて行くと 逆方向に歩いていた遠藤さんが 「何してるの。一人で話してたじゃん。」 と照れたように笑った。 あたしは光に指輪を照らしながら 目線だけ遠藤さんに向けて言った。 「なにか書いてある。」 「それを今頃気付いたの?」 遠藤さんはあたしの目線にあわせて指輪を覗いた。 「外したことなかったんです。」 文字は英語だった。
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